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温泉達人・野口悦男の“イチオシ!”

【福地温泉特集(2)-“日本の伝統建築美”】福地温泉特集の2回目は、貴重な日本の伝統建築物を、今に伝える宿を紹介しよう。派手さは無いけど、日本の宿っていいな~ と素直に感じられるはず。日頃の喧騒を忘れるにはぴったりの宿だ。 温泉達人 野口悦男

【イチオシ! - 「和モダンな空間を包み込む、築150年の館。」-かつら木の郷】今週一発目に紹介するのは「かつら木の郷」。何か出てきそう(熊がいたら捕まえて鍋にしちゃうぞ)なくらい木々が生い茂った道を抜けると、そこには、えらーい古い建物があってビックリ!それもそのはず、建てられたのは江戸末期なんだよね。でも驚きは、それだけでは終わらない。その理由は、マジメでお堅い外見とは違って、中は今風のモダンな雰囲気だから。これは予想外だけど、こんな嬉しい裏切りは大歓迎。しかも、客室は広ーい敷地にたった10棟の離れがあるだけ。こんな贅沢は無いよね?文句ナシで金メダルをあげたい! 温泉達人 野口悦男

外観


宿の入口の様子。この小路を抜けると、奥に宿が見えてくる。


門をくぐると宿の玄関がある。約150年前の古民家を移築した見事な建物だ。

館内・内湯


メゾネット式の離れの2階。和モダンのベッドルームになっている。


檜造りの湯船を持つ内湯。左奥から露天風呂につながっている。

  • 福地温泉 かつら木の郷
    〒506-1434
    岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地10
    電話: 0578-89-1001
  • 料金:
    1泊2食 ¥20,000 から
    日帰り入浴 ¥1,000
    ※日帰りは平日のみ可
  • かつら木の郷の詳細情報はこちら
【イチオシ! - 「裏通りに佇む、江戸末期築の宿。」-草円】金メダル級の建物を持つ宿は、まだある! それは「山里のいおり 草円」。約170年前の古民家を移築しただけあって、骨太で力強い容姿は「スゴイ」の一言。あまりの素晴らしさに、俺は危うく一目惚れしちゃいそうになったよ。そんな草円でイチオシ!の部屋は「煙香庵」。二部屋しかないから、予約できたらラッキーだね。 オットット。言い忘れるとこだった。ここには、福地温泉では珍しい川沿いの露天風呂があるんだ。北島選手風に言うと、チョー気持ちいいから一度は入ってちょうだい! 温泉達人 野口悦男

外観・露天風呂


宿の玄関。江戸晩期築の建物で、入口の潜り戸の背丈も低めだ。


露天風呂「釜湯」。すぐそこを流れる平湯川のせせらぎが心地よい。

館内


客室「煙香庵」。もともと客間として使用されていた広々とした部屋だ。


「煙香庵」からの眺め。大きな窓から奥飛騨の自然を一望することができる。

  • 福地温泉 草円
    〒506-1434
    岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地831
    電話: 0578-89-1116
  • 料金:
    1泊2食 ¥18,500 から
    日帰り入浴 不可
  • 草円の詳細情報はこちら
野口悦男 プロフィール
温泉ジャーナリスト・冒険家。埼玉県に生まれ、奥武蔵の自然の中で育つ。山岳・スキーカメラマンとして活躍。ヒマラヤのナンダ・デビィ山域では、世界初のスキー縦走に成功。平成12年に日本全国三千湯の温泉入湯を果たし、現在は温泉ジャーナリストとしてテレビ・雑誌で活躍。主な著書に「認定「温泉遺産」日本の名湯100」「とっておきの温泉 危ない温泉」「にごり湯百選」「温泉遺産」など多数。日本温泉遺産を守る会代表。
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